世界遺産の中からアフリカの世界遺産『ワディ・エル‐ヒータン(クジラの谷)』をご紹介します。人類発祥の地であるともいわれているアフリカは、母なるナイル川やサハラ砂漠、自然保護区など大自然がそのまま保護されています。
『世界遺産めぐり アフリカ編』では、世界遺産が注目されるきっかけとなったアブシンバル神殿、チュニジアやリビアの古代ローマの都市遺跡などアフリカの世界遺産を完全収録しています。エジプトにご旅行の際は、『ワディ・エル‐ヒータン(クジラの谷)』にもぜひご計画されてはいかがでしょうか。
ワディ・エル‐ヒータン(クジラの谷)
Wadi Al-Hitan (Whale Valley)
所在国:エジプト・アラブ
世界遺産登録:2005年
世界遺産の種類:自然遺産
ワディ・エル‐ヒータン(クジラの谷)は、エジプト北部でナイル川にほど近い、西部砂漠地帯の位置にある自然遺産です。別名で「クジラ渓谷」とも呼ばれています。
ワディ・エル‐ヒータンは、その別名の通りに、進化途上のクジラの化石が多数発掘されていることでよく知られています。
それは約4000万年前のこの地に、テチス海とよばれる海が広がっていたためです。
堆積した砂岩・石灰岩・頁岩の地層から、原始的なクジラの化石、海牛類の化石、サメの歯、カメの化石など、海に住む生物の化石が多く発見されています。
また地層の調査から、海が隆起した後はマングローブの森が広がる海岸地帯だったと考えられています。
ワディ・エル‐ヒータンから発見されたクジラの化石は、始新世のクジラのバシロサウルス、最も大きい原始クジラのバシロザウルス、小型クジラ種のドルドン、などがあります。
ムサブの渓谷は、11世紀初頭、「イスラムの清教徒」と言われ、故郷を追われたベルベル人の一部族、ムザブ族が流浪の果てにこの地にたどり着き築いたものです
ベニ・ハンマド要塞は、アルジェリア中北部の高原地帯の山中にあります。その後、6世紀後半にベニ・ハンマド要塞は、イスラム教徒が支配者ビザンチンを倒して作ったものです。12世紀には、ノルマン人に襲撃によって滅ぼされました。
帝国の統治が解かれた後、この旧市街一帯を「カスバ」と呼ぶようになったそうです。一見、美しく見えるこの都市は、実は崩壊の危機に直面しているのです。
タッシリ・ナジェールとは、北アフリカにあるサハラ砂漠の最奥に広がる乾燥した岩山の山地地帯、タッシリ・ナジェール山脈のことです。「水流の多い地域」を意味しており、直訳すれば「水流の多いナジェール地域」ということになるようです。